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逆算思考で来年の計画を立てよう

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 来年の話をすると鬼が笑うと言うけど、経営者はそうは言ってはいられない。

 社長がやらないといけない仕事は多い。 そのため、ついつい日常の業務に流されてしまいがちだが、しっかりと業績を伸ばしていくためには、今年中に来年の計画をしっかりと立てたいものだ。

 確かに経営と言うものをしているとイレギュラーな仕事が入ってくることも少なくないし、トラブルが起こる事だってある。それにタイムスケジュール通りに計画が進まないことなんて日常茶飯事。 だから時間をかけて立てた計画も、途中で変更、また変更・・となることも少なくない。
 そういうことを考えると、計画を立てる事が、無意味なものに思えることもあるが、でも計画無しで業績を伸ばしていくのは難しいのも現実。 だから途中で変更する可能性が大きいとしても年末までにしっかりと来年の計画を立てたいものだ。


  しかし実際に計画を立てようとしても、忙しくって普段からじっくりと計画を立てる習慣が無いと、なかなかかうまく立てることができないもの。正直、しっかりと実践できる計画を立てるのは難しい。
 でも実は、計画と言うものはその肝の部分さえ知れば、誰でも簡単に立てることができるようになるものなのだ。

計画を立てるときの肝とは、『逆算思考』になること。つまり、現在から未来を計画していくのではなく、未来から現在までを逆算しながら考えていく思考で考えること。こうすると、驚くほど簡単に計画を立てることができるようになる。


まずはゴールである「目標」を設定すること。

 来年の12月の時点で、月商をいくらにしたいのかを明確な数字として書き出す。目標は、「現状がこうだから、来年の今頃はこれくらいだろう」という考えて設定するのではなく、理想(欲望?)に忠実に欲しいだけの数字を書き出すのがポイント。そして、目標を書き出したら、そのゴールを達成するために、どんな要素が必要なのかを次の5つに分類して考える。


 ・展開  ・組織 ・人脈
 ・資金  ・スキル

 まずは、どんな風に事業を展開していけばいいのかを考える。これも逆算思考で考えるのがポイント。12月の時点で目標の数字を達成していることを前提に、「取引先が100社に増えている」とか、「粗利率が50%を超えている」とか、そのときにはどんな展開になっているのかを紙に書き出していく。

 目標を達成したときにどんな展開になっているのかを書き出したら、次に、その展開を実現するためにはどんな組織が必要なのかを考える。 もしかしたら、人を新しく雇い入れる必要があるかもしれないし、業務をアウトソーシングする先が必要かもしれない。
 これも、どんなスキルをもった人がどれくらい必要か、どの部署に何人必要かということを具体的に紙に書き出す。次に、展開を現実にするために欲しい人脈を書き出す。
  例えば業界の中心的人物とか、その分野の専門家など、「こういう人が味方にいたら有利になる」と思えるタイプの人を書き出す。名前まで書き出せればベストだが、そこまで書き出せないのなら抽象的でもいい。

  そして展開を実現するために、必要な資金がどれくらいかを書き出す。後、これは全ての人に当てはまらないかもしれないが、目標を実現するために、新しいスキルを見につける必要がある人は、どんなスキルが必要なのかを紙に書き出す。(もしくはスタッフに身につけさせるスキルを書き出す)


  そして必要なスキルがある場合は、例えば4月に梅田にある教室に通わせて勉強するという風に、「いつ」「どこで」「どんな方法」で身につけるのかを書き出す。料理と一緒で、計画を立てるときも仕込みが大切。各要素にそって必要だと思われる事を紙に書き出すことで、計画を立てる仕込みが出来上がることになる。


  後は、A3くらいの用紙を準備して12ヶ月に増す割をして、仕込みに書き出した要素を落とし込んでいくだけ。これも逆算思考で、12月の部分から必要になると思う要素を書き写していく。
 そして、この作業が終わったら、その前後に必要事項を書き込んでいく。例えば、5月の時点で3人新しい人が必要なら、3月か4月の時点では求人を始める必要があるだろうし、8月の時点で何かの資格が必要ならいつくらいから勉強をスタートするかを考えて書き込む。


 こうすることで、1年の計画がハッキリと出来上がる。

  時間は有限。限られた時間の中で計画を消化していくためには、まずは何が必要であるのかを先に決めてしまうこと。そして残りの時間で普段の業務をこなすようにすること。そうしないと、忙しさにばかり追われて一年が無意味に過ぎ去ってしまいかねないからだ。


 世の中では、来年の話をすると鬼が笑うと言うが…。経営の政界では、来年の事を話しできる人だけが笑う事ができるようになる。